プロフィール

私は88歳の父を持つ娘55歳です。近所のかかりつけ医のお医者さんから父が「フレイル」と診断されました。

フレイル というのは「介護一歩手前」を指す言葉です。

主治医のお医者さんからは「ここからは、坂道を転がり落ちるように悪化します」と言われました。

我が家は87歳(1935年生まれ)の父と1歳年下の87歳(1936年生まれ)の母、そして55歳(1967年生まれ)の私の3人で暮らしています。

母は、週に3日スポーツジムに通うほど元気ではありますが、それでもだいぶ高齢なため心強いばかりではなく、父のお世話の邪魔になったり、ストレス解消になるような面白い一面もあります。

こちらでは、父の体調不良とその時の対処で良かったことや反省などをメインに、介護や医療について、そして私たちの生活を書き綴っていきたいと思います。

フレイルの高齢者がいても楽しく生活する!高齢のご家族がいらっしゃるご家庭の参考になれば幸いです。

若い頃の父の健康状態

父は、20代の頃に肺結核になり入院し左下葉の切除手術を受け入院していました。実は、その際に看護師をしていた母と出会って結婚をしました。

二人のお仲人さんは、父の肺の左下葉を摘出した主治医の先生です。実は、結核はこれだけでは治らず、当時肺結核の特効薬と呼ばれた「スプレプトマイシン」という薬を使用し肺結核が治ったそうです。

実は、この「スプレプトマイシン」という薬は耳が聞こえなくなる副作用が出る場合がありましたが、幸い父は耳も聞こえたまま退院することができ、その後は特に大きな病気もせず健康に過ごしてきました。

ただし、病気というのとはちょっと違うのですが、結婚前と60歳の時に「痔」の手術をしたのと、風邪を悪化させて肺炎になったことがありました。それでも、70歳過ぎるまではほぼ病気知らずに生きてきました。

今までの父の病気や症状

70歳過ぎるまではほぼ病気知らずだった父は、現在20種類くらいの薬を飲んでいると思います。つまり今は数多くの病気を患っているということです。

父の病気や症状で、既に治癒したものも含めて、どんなものがあげると以下のようになります。

– 動脈硬化
– 脳幹への血管の狭窄
– 難聴(聴力障害4級)
– めまい・吐き気
– 緑内障
– 無呼吸症候群
– 頸動脈のプラーク
– 肺結核
– 肺炎
– 椎間板ヘルニア
– 変形性腰椎症
– 腎臓病
– 腎性貧血
– 前立腺肥大
– 前立腺癌
– 頻尿
– 痔
– 便秘

大変そうに見える病名から、なんでこんなもの書くのだろう?というものもあるかと思いますが、今後いろいろお話ししていく中で、これらの病気や症状がでてくるかと思います。

病気や症状は一見関係ないように見えて関係があったり、過去の病気と関係しているように見えて全く関係なかったり、症状の根元を見つけるのはとても難しいです。

現状の父の状態

現在の父は「要支援1」という状態になっています。症状と支援内容が噛み合っていない状況です。

介護保険に申し込んだ時には歩くのが少し大変という程度だったため、リハビリで筋肉を付けようという目論見でしたが、申請が通るまでの1ヶ月ほどの間に、ちょっと動くと過呼吸になり失神することが多くなりました。

失神するという状況ではリハビリは無理です。そのため、現在は「介護」ではなく「医療」からのアプローチをしています。

酸素が足りないようなので自宅酸素療法を始めましたが、天気や体調のせいもあり散歩の頻度が減り歩くのが徐々に困難になってきています。

自宅では、柱や壁につかまりながら歩いてはいますが、歩くことに夢中で自宅酸素療法の酸素吸入用のチューブにまで意識がまわらずにつまずいてしまうこともあり目が離せません。

また、外に散歩に出ても100〜200メートルほどしか歩けなくなっています。こうした状態になった理由や、経緯についても今後お伝えできればと思います。

まとめ

こうして、父の体調をみていく中で感じた「なるほど」や「こうすれば良かった」「これが便利!」など思うことがたくさんありました。

こうしたことは、検索してもわからないことも多かったため、こちらで共有していければと思っています。

全く同じ病気・同じ症状ということは少ないかとも思いますが、何かの参考になれば幸いです。